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ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場 は米軍のグレナダ侵攻を題材にしたマッチョな戦争映画

2017年05月24日 (水) - 08:20:53 (JST) 戦争映画
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今回は、戦争映画の中でも、マイナーな分類に属する、グレナダ侵攻を描いた映画を取り扱いました。80年代の映画なので古さは否めない部分はあります。劇中の戦闘シーンも、現代の映画のような派手さはありません。ですが、それ以上に、味わい深い映画になっていて、今鑑賞しても十分に鑑賞に耐えうる映画であるとおもいます。

巨匠となったクリント・イーストウッド監督作品でもありますし、一度鑑賞しておくべき映画であるとも思います。

グレナダ侵攻

 

グレナダ侵攻を再現した戦争映画と言えば、知る方も多い「ハートブレイクリッジ・勝利の戦場」ですね。ここで、グレナダ侵攻をおさらいしておきましょう。1983年冷戦まっただ中に火を吹いた(軍事作戦になった)出来事です。

ソ連は、共産主義圏の拡大を目論んでいました。グレナダは、なんとか共産主義圏から守られていました。ですが、ソ連派の軍司令官が、ソ連とキューバと手を組み、共産主義化しようと、クーデーターを起こし首相を殺害するという事件が発生してしまいます。これに対し、共産主義圏の拡大を阻止したいアメリカ。

ですが、あからさまに侵攻し阻止すれば、ソ連との全面戦争に発展しかねない状況になりかねません。何としても、名目を付けて、共産主義圏の侵攻を抑えたいアメリカのレーガン大統領が、グレナダに在住しているアメリカ人を守るという名目(実際に多くのアメリカ人が在住していました。)で、戦線布告なしで、グレナダに侵攻(救出作戦を実施)しました。グレナダの兵力は、1500人 アメリカからは、7300人(レンジャー・ネイビーシールズ・デルタフォース・海兵隊)が投入されました。

戦闘は数日間で、圧倒的な兵力により主要拠点をつぎつぎ制圧しました。アメリカ軍では、19名が死亡しました。ハートブレイク・リッジの劇中でも、1名が死亡する様子が描かれていますね。

フルメタル・ジャケット風仕立ての映画

ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場は、戦争映画の金字塔ともいうべき、「フルメタル・ジャケット」のように、戦争映画のお約束構成になっています。

戦争映画のお約束構成は、前半は訓練で、後半が戦争の実戦という流れでですね。はオートブレイク・リッジ勝利の戦場では、主人公のハイウェイ軍曹が、その生涯を海兵隊に捧げてしましたが、寄せる年の波には勝てず高齢で退役間近でした。初めは補給部隊に配属されていましたが、生活は荒れ、酒を飲み、喧嘩をしてパトカーに放尿したりするような毎日を送ってしました。ですが、最後の転属願により、実戦部隊へ配属となります。

しかし配属された先は、堕落しきった海兵隊の部隊でした。さらに上司の、パワーズ少佐は、実戦経験の一切ない頭でっかちの海兵隊らしからぬ書類馬鹿。直属のリング少尉も頼りなく、全て少佐の言いなりです。ですが唯一の味方がいます。世渡り上手な、ベトナム戦争から一緒のチューズー曹長です。

チューズー曹長は、基本的には、少佐の言いなりですが、ハイウェー軍曹を事あるごとに助けます。そんな状況の中、部下を鍛えるべく自分の信ずる方法で訓練を開始します。ですが、これが基で、パワーズ少佐との確執が拡大していきます。訓練も佳境に入り、ハイウェー軍曹と部下の信頼も構築できてきた頃、グレナダ侵攻をの命令が下されます。部下は、実戦経験がありませんが、ハイウェー軍曹は、その100線練磨のテクニックにより、銃弾が飛び交う中をどんどん進んでいきます。

途中仲間が死亡してしまったり、窮地に追い込まれますが、スティッチ伍長の活躍により窮地を脱し、最後は、リング少尉の命令の元にが勝利を掴み取ります。そして、アメリカに戻ると、ベトナムや朝鮮戦争ではなかった楽団による式典が行われているのでした。

部下に信頼されていく過程

ハートブレイク・リッジ勝利の戦場では、戦争映画らしく、ハイウェー軍曹の武勇伝が出てきます。なんと泣く子も黙る名誉勲章を受賞しているのです。

名誉勲章は、ご存知の通りごく一部の人間しか受賞することができません。まさにい生きているヒーローです。特権がたくさんなり、上官よりも先に敬礼されています。また、それを知った、部下たちが尊敬の念を抱いていく過程もよくできています。それと、並行して、筋肉隆々のパワーズ少佐と、タイマン勝負を行い、ワンパンでやっつけるあたり、さすがとしか言いようがありません。

この辺りまで来ると、部下の信頼度は、マックスに達します。この辺りが非常に見所であると思います。また、戦争映画として外せないのが、銃器関連のネタですね。ちょうど、80年代なので歩兵用の米軍の銃器は、M16A1が使用されています。

劇中でもそこは忠実に再現されていますので安心して鑑賞できます。また、訓練中に、AK-47(AKM)の実弾を発砲(パワーズ少佐と揉める原因)し、部下にその特徴を教え込みます。実際に、後半の戦闘場面においても、敵の銃の発射音だという見分けがみんなできていました。

その辺りも、部下が、さすがハィウエー軍曹という感じが見ていてニヤッとしたくなる場面です。

映画のタイトル(原題) ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場
オリジナルタイトル:Heartbreak Ridge
監  督 クリント・イーストウッド
出  演 クリント・イーストウッド
製作・配給会社 ワーナー
公式サイト 公式ウェブサイトの情報は見つかりませんでした。
公 開 日 1987年1月17日
上映時間 130分
著作権情報 すべての映像及び画像の著作権はすべて著作者に帰属します。
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執筆者:戦争が好きだッ! さん

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